コーチジャケットに着想を得つつ、シャツのディテールを持たせたユニークなコート。
透湿防水素材を使用しているため、レインコートとしても使用可能です。
植物由来比率50%のフィルム表面にコーティングした透湿防水素材です。
高い防水性、透水性をもち、耐久性にも優れています。
基布は40dのストレッチナイロンを使用したソフトな仕上がり。
発色が良くスタイリングのアクセントに。
-OVER COAT -
DROPPED SHOULDER SHORT COAT WITH SHIRT COLLAR IN RUBBERIZED NYLON
COL: YELLOW
SIZE:1
MATERIAL: NYLON 100%
《肩幅・そで丈・着丈・身幅》
SIZE:1ー53,0cm・58,0cm・80,0cm・59,0cm
《OVER COAT(オーバーコート)》
デザイナー大丸隆平はNYを拠点にデザイナーやブランドのクリエイティブコンサルタント、パターンメーカーとして活動。
2015年に『OVERCOAT』を始動。
OVERCOATのコンセプトの始まりは「Wearing New York (ニューヨークを着る)」ということだった。
デザイナーの大丸隆平がニューヨークの街を歩いていて注目したのがストアフロントのひさしとして
よく使われているオーニング素材。
さまざまな書体のグラフィカルなプリントはこの街の多様性も象徴している。
雨風にも強いこの素材をコートとして仕立て、着てみたらどうだろう?というアイディアが、
ブランドの立ち上げに繋がっていった。
大丸は文化服装学院を卒業後、パリコレクション参加メゾンのもとでキャリアを積み、
2006年に渡米してからはニューヨークのトップデザイナーやブランドのクリエーティブコンサルタントおよび
パターンメーカーとして活動してきた。
2008年「oomaru seisakusho 2」を設立して以来、アレキサンダー・ワン、トム・ブラウン、プラバル・グルン、
ジェイソン・ウーをはじめとする、のべ100ブランド、合計2万着以上のパターンメイキングを手がけてきた。
日々服飾の未来について思考を重ねるなか、2015年秋冬、満を持して発表したのがこのOVERCOATである。
パターンは特にショルダーラインに工夫を凝らしている。
プレタポルテでありながら、まるでオートクチュールのように着る人にフィットし、美しいシルエットを作る。
サイズ、ジェンダーそしてエイジからも解放された服。
素材は世界最高品質を誇るメーカーと共同開発し、かつて制服や軍服などに使われていたものを復刻したり、
ユニークな後加工を施したり、常にアップデートを試みている。
現在はコートから派生し、ジャケットやパンツ、シャツ、スカーフなども加え、トータルルックが揃う存在感を備えたコレクションになった。
しかし、どのアイテムも従来のファッションブランドとは一線を画すアプローチを目指している。
感情的なロマンチシズムは排除しながら、論理的にデザインを突き詰めていく手法は、
デザイナーというよりはむしろ、建築家や数学者のそれに近いかもしれない。
しかし、その“解”ともいえる作品は、エレガントでありながら時代を超越するアート、
といえるほどの価値を持たせたい、と願っている。